日本社会関係学会 

ソーシャル・キャピタル研究会(2021年7月15日 19時半~オンライン開催)
講師:岩崎敬子先生(ニッセイ基礎研究所研究員) *このイベントは終了しました

 7月のソーシャル・キャピタル研究会は、福島第1原発で被災された住民の皆さんに約8年にわたり、寄り添い、5回のコホート調査を実施された、岩崎敬子先生から「福島県双葉町調査から示された災害によるこころの健康悪化を防ぐ鍵」と題してご講義いただきます。あわせてご近著『福島原発事故とこころの健康:実証経済学で探る減殺・復興の鍵』日本評論社刊もご説明いただきます。
https://www.nippyo.co.jp/shop/search?search_kind=all&author=%E5%B2%A9%E5%B4%8E%E6%95%AC%E5%AD%90
 書評は以下をご参照ください。
 ■『朝日新聞』2021年5月15日(土)16面読書欄にて掲載
  (https://book.asahi.com/article/14349902)
  「被災者の痛みを癒す政策とは」
  評者:坂井豊貴(慶応大学教授・経済学)
 ■『毎日新聞』2021年5月22日(土)15面読書欄にて掲載
  (https://mainichi.jp/articles/20210522/ddm/015/070/020000c)

なお、本研究会は 主宰者の稲葉陽二が担当する日本大学大学院法学研究科経済政策特殊講義Ⅰの授業を一般に公開するものです。6月から9月までは4か月にわたり災害とソーシャル・キャピタルをテーマに開催しますが、冒頭20分は稲葉より大学院授業の一環としてテーマに基づき講義をさせていただきます。

日時:令和3年7月15日(木)19:30~21:00
  19:30~50   講義1 稲葉陽二「社会関係資本を用いた災害研究」
  19:50~20:30 講義2 岩崎敬子先生 「 福島県双葉町調査から示された災害に よるこころの健康悪化を防ぐ鍵」


岩崎敬子氏は ニッセイ基礎研究所研究員。2018年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(国際貢献)。独立行政法人日本学術振興会特別研究員等を経て、2018年より現職。専門は、行動経済学などの視点からの災害復興や金融・健康行動に関する実証研究。2013年より、福島県双葉町の全世帯主を対象とした継続的なアンケート調査を実施しており、原発事故とこころの健康の因果関係を分析した研究を発表している。2018年、行動経済学会奨励賞受賞。

研究会参加希望の方はこちらのGoogle Formsに記入お願いします。以下申込みのGoogle FormのURLです。クリックして必要事項をご記入の上、送信ボタンを押してください。7月11日までにZoom招待URLをお送りし、かつ前日にリマインダを資料とともにお送りします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSecEv_2_39ZufzZWdJ_aT8NkYs2YR9osUcbQBlhstNX7-WUBQ/viewform


以下、講師の岩崎敬子先生からのメッセージです。
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福島県双葉町の皆さまを対象として継続的に実施してきたアンケート調査から、災害によるこころの健康悪化を防ぐための3つの鍵として「ソーシャル・キャピタル」「損失回避」「現在バイアス」が浮かび上がってきました。これらの実証分析を紹介させて頂きます。皆さまからインプットを頂ければ幸いです。
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