講義情報 |
公共政策 |
科目名: | 公共政策T |
英語名: | Public Policy I |
担当教官名: | 山内直人 () |
職名: | 教授 |
単位数: | 2 |
履修対象: | 博士前期課程学生 |
開講学期: | 第1学期 |
曜日・時限: | 金曜日2時限(10:30-12:00) |
開講場所: | 講義シアター |
講義目的: | 経済専攻であるか法政専攻であるかを問わず、これから政策研究の世界に入ろうとする学生のための入門講義であり、OSIPPのすべての科目の基礎となる。法制・税制などの制度インフラや、公共投資、社会保障、ODA、安全保障、環境保護など様々な政府活動について、またそれらが民間経済活動に与える影響について分析するための基本的な考え方の枠組みを提供する。理論、実証両方のトピックが含まれるが、特に、経済の国際化、急速な人口高齢化の進行、またそれらに伴う経済構造の変化に対応した政府部門の役割や制度設計に関する論点に重点を置く。 |
講義概要: | 1.公共政策の基礎概念 効率性、公平性、社会厚生関数、法と経済 2.市場の失敗 外部性、公共財、情報 3.政府の失敗 政策決定過程、投票行動、官僚制 4.税制 転嫁と帰着、課税ベースの選択、最適課税 5.政府支出 政策評価、費用便益分析 6.個別問題 公共投資、社会保障、教育、国際協力、安全保障、教育、医療・福祉、労働、環境など |
文献案内: | 参考文献は、講義のなかでも適宜紹介するが、ここでは基本的なテキストとして次のものを挙げておく。事前に目を通しておくと講義を理解するために有用であろう。 Joseph Stiglitz. 2000. Economics of the Public Sector (3rd ed.), Norton. 井堀利宏『財政(第2版)』岩波書店(2001年) また、Journal of Public Economicsや NBER working paper seriesの過去数年の論文をみて、最近の公共経済学の研究動向を把握すると役に立つ。 |
受講及び単位取得の 要件: |
なし |
成績評価: | 単位認定と成績評価は、出席状況を勘案の上、筆記試験により行う予定。 参照サイト:http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~yamauchi/ |