2022年9月10日(土)日本社会関係学会 月例サタデーイベント (Zoom)
「社会関係資本論入門」「政策研究フォーラム(ウェルビーイングと政策)」「政策研究ゼミ」*このイベントは終了しました

日本社会関係学会では、来る2022年9月10日(土)に、以下の通り、「社会関係資本論入門」「政策研究フォーラム」「政策研究ゼミ」を開催いたします。

「社会関係資本論入門」は、サタデーブラウンバッグセミナーとして、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)について、初学者が体系的に学べるよう企画された連続講義です。
「政策研究フォーラム」は、公共政策、社会問題、市民社会などに関する広いテーマについて、毎回ゲストスピーカーをお招きして、話題提供していただき、その後参加者との間で質疑をする予定です。
「政策研究ゼミ」は、原則同じ日に、フォーラムに引き続き行われます。主にこれから研究論文を書いてみようという入門者や学生を対象に、論文を毎回数名の希望者に研究のアイデアや分析結果を報告していただき、参加者からフィードバックを得て、その後の研究に役立てていただきます。

各イベントは同じ日に連続して開講されますが、それぞれの間に15分の休憩がありますので、全部でも一部でも自由にご参加いただけます。
今回は、会員・非会員を問わず誰でも無料で参加いただけます。この案内文は転送自由となっておりますので、皆様の研究室に所属する院生、ゼミ生などにもお声がけいただければ幸いです。


サタデーブラウンバッグセミナー「第4回社会関係資本論入門」
(9月10日(土)11:15~12:45)

講師:稲葉陽二・日本社会関係学会顧問
第4回目となる今回は、いよいよパットナム先生とコールマン先生との比較をまとめ、さらにパットナム先生の議論がどのように発展していったか、言い換えると、どこがおかしいのかを考えていきます。
希望者には第1回から第3回までに講師による要約版録画も配布しますので、初めての方もお気軽にご参加ください。


第4回政策研究フォーラム(9月10日(土)13:00~14:30)

報告テーマ「 ウェルビーイング指標と政策の接点 」
GDPだけでは計測できない経済・社会の進歩を捉えようとする動きの中で、ウェルビーイング(well-being)指標が注目されています。
内閣府は、2019年から、「家計の状況」や「社会とのつながり」、「健康状態」などの13分野から生活満足度を捉えようとする調査を実施しています。
諸外国の中には、ウェルビーイングの計測だけでなく、ウェルビーイング指標を政策に活用する国があります。
ウェルビーイングとは何か、どう計測しようとしているか、政策が関与し得るのか、各国の取組を交えながら考察します。
報告者:松下美帆・一橋大学経済研究所准教授

【報告者略歴】
経済企画庁(現内閣府)入庁。経済や社会に関する政策や制度の企画立案・運用や、経済・財政一体改革に関する業務などに従事。 また、内閣府の生活満足度に関する調査の初期設計のほか、2018年8月から2021年3月の間、共助社会づくり推進担当参事官として、NPO法人制度の運用や休眠預金等活用推進等の業務に従事した。 2021年4月より内閣府を研究休職し、一橋大学経済研究所准教授に就任、現在に至る。
https://www.ier.hit-u.ac.jp/Japanese/faculty/matsushita.html


第4回政策研究ゼミ(9月10日(土)14:45~16:15)

テーマ:データ観察からRQと仮説を考える
アドバイザー:山内直人・立福家則・小川顕正

データを虚心坦懐に眺め、変数間の関係を観察していると、興味深いRQや仮説を思いつくことがあります。
現在よく知られている「(所得と幸福度に関する)イースタリンパラドクス」「(物価賃金率と失業率に関する)フィリップスカーブ」「(経済発展と環境負荷・所得分布に関する)クズネッツの逆U字カーブ」「(世帯主収入と配偶者就業率に関する)ダグラス有沢法則」などはデータ観察から生まれた「発見」「法則」だと言われています。
今回は、参加者のテーマに即したデータを探査し、そこからRQや仮説にたどり着くためのヒントについて学びます。


参加申し込み方法

上記各イベントにご参加ご希望の方は、以下のグーグルフォームにご記入の上、原則9月8日(木)までに送信してください。
必要事項を記入して送信すると、自動的に回答のコピーが返信されます。
社会関係資本論入門・政策研究フォーラム・政策研究ゼミ共通の申し込みフォームです。
https://forms.gle/FaJuzCxbKa8NU5X99

申込者には前日9月9日(金)までに研究会に参加するためのZOOMのリンクをお送りいたします。
それでは、多数のご参加をお待ちしております。

事務局

これまでの月例サタデーイベントと今後の予定

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