日本社会関係学会 月例サタデーイベント
2022年5月21日(土)11:15~(Zoom)*このイベントは終了しました
「社会関係資本論入門」「政策研究フォーラム」「政策研究ゼミ」のご案内

日本社会関係学会では、来る5月21日(土)に、以下の通り、「サタデーブラウンバッグセミナー社会関係資本論入門」「政策研究フォーラム」「政策研究ゼミ」を開催いたします。
「政策研究フォーラム」は、90分のセッションで、公共政策、社会問題、市民社会などに関する広いテーマについて、毎回ゲストスピーカーをお招きして、話題提供していただき、その後参加者との間で質疑をする予定です。
「政策研究ゼミ」は、原則同じ日に、フォーラムに引き続き行われます。主にこれから研究論文を書いてみようという入門者や学生を対象に、論文を毎回数名の希望者に研究のアイデアや分析結果を報告していただき、参加者からフィードバックを得て、その後の研究に進展に役立てていただきます。
フォーラムとゼミの両方でもどちらかでもご自由に参加できます。以下をご参照の上、ぜひご参加ください。
また今回は、会員・非会員を問わず誰でも無料で参加いただけます。
皆様の研究室に所属する院生、ゼミ生などにもお声がけいただければ幸いです。


サタデーブラウンバッグセミナー「社会関係資本論入門 その1」
(2022年5月21日(土)11:15~12:45)

講師:稲葉陽二・日本社会関係学会顧問
社会関係資本は論者によって自由に解釈する余地があり、それがこの概念の魅力でもあります。
しかし社会関係資本には多くの下位概念があり、かつ定義が論者によって異なるため体系的に学ばないと誤った理解に陥る可能性があります。 本講座は初学者向けにジェーム・コールマンの社会関係資本論を基点として、その後の論者、パットナムからオストロ厶までの社会関係資本概念を比較検討することによってこの概念の含意を学びます。 今回は、連続講座の第1回目になります。


政策研究フォーラム(2022年5月21日(土)13:00~14:30)

報告テーマ「 子ども虐待の長期的影響とその予防:ポピュレーションアプローチの観点から 」
児童虐待は、過去30年にわたり増え続け、2020年度は過去最多の20万件超(児童相談所相談対応件数ベース)になりました。
今回は、子どもに対する虐待が子どもの健康、さらには社会に対して長期的にどのような影響を及ぼすか、また虐待を未然に防ぐにはどのような対応が必要か、最新の実証研究の成果を踏まえてご報告いただきます。
報告者:伊角彩・東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科寄付講座助教

【伊角彩氏略歴】
兵庫県神戸市生まれ。2008年大阪大学人間科学部卒。
ノースカロライナ州立大学大学院修士課程に留学し、修士号(Master of Science in Human Development and Family Studies)を取得。
大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了。大阪大学博士(国際公共政策)。
公益財団法人循環器病研究振興財団リサーチ・レジデント、国立成育医療研究センター研究所非常勤研究員などを歴任。
現在、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科東京都地域医療政策学寄付講座助教。
専門分野は、子ども虐待予防、子育て支援、政策評価など。
研究活動について詳細は以下をご覧ください。
研究室URL: https://tmduglobalhealthpromotion.com/staff_post/%E4%BC%8A%E8%A7%92%E5%BD%A9/
個人HP:https://aisumy.wixsite.com/home


政策研究ゼミ(2022年5月21日(土)14:45~16:15)

主宰:山内直人・立福家徳

今回は、先行研究の効率的なサーチの方法について学びます。

Google Scholarを使った検索ワードの選び方、時期、ジャーナル、対象国などによる絞り込みなど。
また、先行研究を手掛かりにして研究テーマや研究方法を絞り込んでいく方法、先行研究を土台にしてオリジナリティのある研究論文を書くための秘訣について学びます。


これまでの政策研究フォーラムと今後の予定

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