山内研究室への招待

   


  ■研究紹介とメッセージ

  「多様で知的好奇心旺盛な院生が切磋琢磨しあう」

     私自身は大学で経済学を学んだ後、経済企画庁(現内閣府)で官庁エコノミストとして経済白書の執筆などに従事した経験を持ち、

  アカデミアに転身してからも政策評価、政策決定過程、市民社会、NPO/NGO、寄付・ボランティア、国際公共財、地域コミュニティ、経

 済協力、環境、ジェンダー、法制・税制、格差問題など広範囲にわたる政策イシューの実証研究を手がけてきました。

     指導する大学院生の研究テーマも極めて多様で、地球規模の問題から家族や個人の行動まで広がっています。 博士後期課程の

 学生の多くは霞ヶ関官僚、 国会議員、 自治体職員、 シンクタンク研究員、 大学教授など様々なバックグラウンドを持つ社会人であり、

 日常業務を研究成果に結びつけるよう日夜奮闘しています。 私自身学生たちの豊かなアイデアに触発されて研究のフロンティアを広

 げてきましたし、学生同士も切磋琢磨しあってそれぞれの研究を前進させています。

     このように多様性こそ研究室の財産であり、好奇心旺盛なメンバーが集い刺激し合う空間、あるいは人的ネットワークの結び目とし

 て機能しています。これまでに研究室から巣立った博士は約20人、修士は約60人に上ります。今後とも、私自身の最近の研究テーマ

 でもある「ソーシャル・キャピタル」を育み、先端的研究の孵卵器としての役割を果たし続けたいと願っています。