ソーシャル・キャピタル研究会(2024年9月19日(木)19時30分~21時 Zoom開催)
講師:似内遼一・東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻助教

本年2月からは社会関係資本の規定要因について1年がかりで考えています。9月は社会関係資本の重要な苗床であるコミュニティの規定要因について、Marry.LOhmer et al.(2019)Measures for community and neighborhood research, SAGE=邦訳『コミュニティを研究する―概念、定義、測定方法』(2023年新曜社)の監訳者である似内遼一先生からご講義いただきます。


演題:「コミュニティ研究のマルチモーダルアプローチ:アメリカでの蓄積を中心に」

関連話題提供 関口由紀子氏(『コミュニティを研究する』の読後感想をいただく予定です。)

【ご研究分野・研究キーワード】
<研究分野>
社会基盤(土木・建築・防災) / 建築計画、都市計画研究キーワード
<研究キーワード>
エンパワメント 、コミュニティ計画 、都市計画 、地域戦略 、まちづくり 、エイジング・イン・プレイス


【学歴】
2011年4月 - 2016年3月東京大学, 大学院工学系研究科博士課程, 都市工学専攻
2009年4月 - 2011年3月東京大学, 大学院工学系研究科, 都市工学専攻
2006年10月 - 2009年3月東京大学, 工学部, 都市工学科


【講師ご略歴】
2023年4月 - 現在東京大学, 大学院工学系研究科 都市工学専攻, 助教
2021年2月 - 2023年3月東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教
2020年4月 - 2021年1月東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教
2016年4月 - 2020年3月東京大学, 高齢社会総合研究機構
2010年2月 - 2010年8月相模原市さがみはら都市みらい研究所現在に至る。


【主著】
似内遼一(2024)「アメリカにおける「サードアーム」による低所得層向けアフォーダブル住宅の整備とその事業化」生活協同組合研究, 581巻, pp. 38-48.
似内遼一(2023)「計画主導のまちづくり活動の推進力としてのエンパワメント評価の可能性」社会教育, 78巻9号, pp. 34-41.
似内遼一・新雅史・後藤純(2023)「住宅復興後の地域における仮設期の社会活動の影響に関する研究」住総研研究論文集・実践研究報告集, 49巻, pp. 121-132.
Ryoichi Nitanai, Jun Goto, (2022), Preventing social isolation: Otsuchi town after the Great East Japan Earthquake, Environmental Hazards, Vol.21, No.5, pp. 376-399.
似内遼一・後藤純・小泉秀樹・大方潤一郎(2011)「英国プリマス市におけるコミュニティ戦略の実現における地域協定の役割の意義と課題」都市計画論文集, 46巻3号, pp. 703-708.


【講師からのメッセージ】
コミュニティにアプローチする意義を空間づくりの立場から解説した上で、プランニングの対象としてのコミュニティ環境を素描します。その描写において、マルチモーダルに(様々な手法を組み合わせて)実態を把握し、コミュニティのための戦略や行動に展開することが重要となります。本講義では、アメリカを中心としたコミュニティ研究で扱われる概念を俯瞰し、そうした概念をコミュニティ環境の共創に展開することの考えを提示します。


参加申し込み方法

申込みフォームから事前申込みをお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc0FLGG2E0h1yPPjcZudPQmcPw21cRFb-iswGOaxwzx6auiGg/viewform
ご入力いただいたメールアドレス宛てにZoomの招待URLをお送りいたします。

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