ソーシャル・キャピタル研究会（2023年5月25日(木）19時30分～21時　Zoom開催）
講師：花里真道・千葉大学予防医学センター 健康都市空間デザイン学分野准教授
＊このイベントは終了しました

5月は健康なまちづくりを実践されている花里真道先生をお招きしてご講義をいただきます。

演題：「予防医学に基づく健康で活動的なコミュニティの創出：ソーシャル・キャピタルによるゼロ次予防」

花里真道先生は、千葉大学 工学部 デザイン工学科卒、同 大学院 自然科学研究科 建築専攻、同大学院 工学研究科 建築・都市科学専攻 修了.　博士（工学）．2004年千葉大学大学院工学研究科修士課程建築専攻修了後、2007年まで株式会社栗生総合計画事務所にて建築設計実務を担当。主な担当は「札幌駅前通地下歩行空間建築デザイン監修」「札幌駅前通地上建築・照明デザイン監修」「札幌創成川公園建築デザイン監修」など。2007年より2011年まで個人事業主。デザ イン事務所主宰。現在、千葉大学 デザイン・リサーチ・インスティテュート 准教授 と千葉大学 予防医学センター 准教授を兼任。

UDCすみだ（アーバンデザインセンターすみだ）ディレクター、
墨田区すみだ健康づくり総合計画中間改訂検討部会委員、柏市行政改革推進委員会委員。
研究キーワード：公衆衛生学 、デザイン学 、予防医学 、社会疫学 、都市計画学 、建築計画学
研究分野：社会基盤（土木・建築・防災） / 建築計画、都市計画 / ライフサイエンス / 衛生学、公衆衛生学分野：実験系を含まない /
人口減少時代の持続可能なまちづくりのために、公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を追求する“工学”の視点を基盤に、健康と建造環境の関連を研究課題とされ、第一の目的を、健康と建造環境との関連を示すエビデンス構築とし、第二の目的を、民間企業とも連携した健康なまちづくりの実践例の構築されるとのことです。

発表論文は多数に上り以下はそのほんの一部です。
・Chen, Y. R., Hanazato, M., Koga, C., Ide, K., & Kondo, K. (2022). The association between street connectivity and depression among older Japanese adults: the JAGES longitudinal study. Scientific reports, 12(1), 1-12.
・花里真道（2019）健康な都市に向けたランドスケープデザイン:緑の健康まちづくりとエビデンス 予防医学の視点からみた健康まちづくりと自然環境・緑地の可能性
ランドスケープ研究 83(3) 250‐253 2019年10月31日
・Hanazato Masamichi, Suzuki Norimichi, Koga Chie, Nakaoka Hiroko, Mori Chisato (2018) A Study of Design for Reduction and Monitoring of Volatile Organic Compounds in Indoor Air: the Case of a Commercial Bank in Japan
JOURNAL OF ASIAN ARCHITECTURE AND BUILDING ENGINEERING 17(3) 573-579 2018年9月
・ 花里真道(2018 )健康・ウェルビーイングを支援する環境 ‐建造環境・自然環境・社会環境に注目した健康まちづくり・デザインの可能性‐
心身健康科学 14(1) 43‐46(J‐STAGE) 2018年

講師の先生からのメッセージ

ソーシャル・キャピタルの健康への影響に関する研究の蓄積が進み、社会参加を促進する地域環境についての研究も報告されてきました。地域環境を整えることにより社会参加を促進し、健康・ウェルビーイングの向上を計ることが可能か、議論を深めたいと思います。

参加申し込み方法

本研究会は稲葉陽二が個人で主宰するものです。稲葉が担当する日本大学大学院法学研究科の経済政策特殊講義Ⅰの公開授業として実施します。参加費無料ですが事前申込みが必要です。また、ご案内さきの一部について日本社会関係学会からのご助力をいただきますので、日本社会関係学会との共催としますが、非会員の方にも無料で公開いたします。

以下の申込みフォームから事前申込みをお願いいたします。
ご入力いただいたメールアドレス宛てに5月24日（水）までにZoomの招待URLをお送りいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc3O2T-1khYzBqa7dlVTdAqsKapInSbzPmYcBekyexW-F9R5w/viewform

→ これまでの研究会と今後の予定